コンクリートの豆知識

コンクリートの秘密

私たちの身の回りには、道路や電柱、巨大な建造物など、コンクリートがたくさん使用されています。数えればきりがありません。

 

それほどまでに身近な存在ではありますが、
一体コンクリートとは、何からできているのでしょうか?石?砂?なぜ固まっているのでしょう?

 

知っているようで意外に知らない豆知識をお伝えいたします。

生コンクリートは何からできていますか?

セメント、砂、砕石、水、混和剤をまぜて合わせたものです。セメントペースト(セメントと水を混ぜたもの)が接着剤の役目をし、すべての素材を一体化させています。

セメントとは何ですか?

セメントとは、コンクリートを作るための材料の一つで灰色の粉末です。
セメントの主な原材料は、石灰石です。石灰石に粘土やけい石、酸化鉄を混ぜて、大きな窯で焼きます。
窯で焼いたものを「クリンカー」と呼びます。
セメントは、クリンカーに更に石こうなどを加え、細かく砕いたものです。
セメントは国内産で100%手に入ります。

コンクリートでどのようなものが作られていますか?

多くの社会資本(橋・トンネル・下水道・ビルなど)がコンクリートで作られています。

どのようにして作りますか?

生コンクリートを型枠に入れ、熱を加えて早く固まらせた後、型枠から製品を出して置き場で養生させて完成します。

鉄筋コンクリートとは何ですか?

コンクリートの中に鉄筋を埋め込んだものです。そのままでも、十分に強いコンクリートですが、実は「曲げる力」や「引っ張る力」に弱いことがわかっています。鉄筋と合わせて使うことで、その欠点を補っているのです。他に鉄筋の入っていない無筋コンクリートもあります。

コンクリートのメリット・デメリットを教えてください。

メリットは、「固い」「安価」「重い」。それに自由に形を変えることができます。
デメリットは、欠けやすく取り扱いには注意が必要です。